Whyなぜ作ったのか
AI(Claude Code)に9日間、ほぼ全部の作業を任せました。サイトを作らせ、データベースを設計させ、SNSの自動投稿まで組ませました。そのとき、こう報告されました。
設定完了しました。毎日21時に投稿されます。
8日後に確認したら、1件も投稿されていませんでした。
原因は環境固有の権限問題で、AIが書いたコードは正しかったんです。ただ、一度も本番の経路で動かしていなかった。
AIに悪意はありません。「設定する」がタスクだと解釈したら、設定した時点で完了と判断する。それだけです。問題は、確かめていないことが報告からは分からないことでした。「設定完了しました」と「動作を確認しました」は、読んだ印象がほとんど同じです。
だから、何をもって終わりとするかを先に渡す。ここにあるツールは全部、この一点でできています。
Tool指示文をつくる
Records失敗の記録
ここに書いていることは、全部この9日間で実際に起きたことです。教科書から持ってきたものはありません。
Tech技術的な詳細
この仕組みをどう作ったかは、コードごと Zenn に書いています。
Notes指示を書くときに効いたこと
曖昧な言葉を数値に置き換える
「速く」→「3秒以内に」、「たくさん」→「10件以上」。曖昧なままだとAIの解釈次第になり、毎回違う結果になります。
やってほしくないことも書く
AIは「やること」の指示には従いますが、書かれていない禁止事項は守りません。触ってほしくないファイルや、使ってほしくない手段は明示します。
完了の定義を先に渡す
これが最も効きます。定義がないとAIは「作業した時点」を完了と判断します。「実際に動かして結果を確認できた状態」と書くだけで、事故が大きく減ります。
承認が必要な地点を1つだけ決める
毎回確認させると進みません。逆に完全放任だと、方向がずれたまま大量に作られます。「方向性が決まった時点で一度だけ止まる」が扱いやすい形でした。
Other toolsほかにも無料のツールがあります
このサイトはもともと、判断のクセを測るツール集として作ったものです。そちらも残してあります。どれも登録不要で、採点はブラウザ内で完結します。
| ツール | 何が分かるか | 所要 |
|---|---|---|
| 見積もり較正テスト | 「たぶん大丈夫」が実際どれくらい当たるか | 10問・約4分 |
| 先延ばしの構造チェック | 5つのうちどこで詰まっているか | 25問・約4分 |
| 意思決定のクセ診断 | 損失回避・現在バイアスなど5つの偏り | 20問・約3分 |
| 転職の迷いの分解 | 迷いのどこがバイアスによるものか | 入力6つ・約3分 |
| 人生は、あと何週間? | 残りの時間を週のマス目で見る | 入力2つ・10秒 |
| 回答データの公開 | 集まったスコアの分布(CC BY 4.0) | — |
Editorial policyこのサイトの方針
数字を偽りません
このサイトの売上は、この文章を書いている時点で0円です。1円でも立ったらその数字を書きます。この分野は成功談だけが流通しているので、正直に書くこと自体が差別化になると考えています。
出典と限界を明かします
判断のクセを測るツールについては、もとになった研究と、この測定でわからないことを測定方法のページに併記しています。根拠のない断定はしません。
既定では何も送信しません
指示文の生成も診断の採点も、すべてブラウザの中で完結します。アカウント登録もメールアドレスの入力も不要です。
診断の結果表示のあとで「統計に協力する」に同意した場合のみ、スコアの数値と日付だけを匿名で送信します。同意しなければ送信は行われません。集まったデータは統計ページで公開しています。